TAROT|タロット鑑定

今、何が動いているのかを知る。

第1章|私とタロット

私が初めて占いを受けたのは、たぶん3歳か5歳くらいの頃です。

もちろん、当時のことを私は覚えていません。

母の話によると、当時有名だった韓国の占い師の方に、私を見てもらったことがあるそうです。

そのとき、

「勉強は自分でできる子だから、やらせなさい。
生まれ持って頭のいい子だから、何も心配しなくて大丈夫。
お金にも困らないし、財力もある。
いろいろな才能を持っているから、本人がやりたいと言ったことは反対せず、やらせてあげなさい。」

そんなことを言われたのだと、後から母に聞きました。

鑑定には、生年月日、生まれた時間、名前を使っていたそうです。

また、その方自身が霊能的な感性も持っていたと、母から聞いています。

当時の私は、何を言われているのかも分からなかったと思います。

それでも振り返ってみれば、これが私にとって最初の「占いとの接点」だったのかもしれません。

私自身が占いというものを意識し、自分から触れるようになったのは、それからずっと後、21歳頃のことでした。

当時、精神世界や占術に関するさまざまな講座やイベントに触れる機会があり、その中で、ある先生のタロット講座に参加しました。

その先生もまた、霊能的な感性を持っている方でした。

カードに書かれた一般的な意味をそのまま当てはめるというより、ご自身の感覚も使いながら独特の読み方をされる方で、私にとっては、それまで知らなかったタロットの世界に初めて触れる機会でした。

講座とは別に個人鑑定もお願いできたので、私はそのとき、

「5年後、自分の仕事はどうなっていますか?」

と聞いてみました。

そこで言われたのが、

「不安は持っているけれど、大丈夫。
周りの人に助けられる。」

という趣旨の言葉でした。

あれから、もう10年近くが経ちました。

振り返ってみて、本当に「大丈夫だった」と言い切ってよいのかは、今でもよく分かりません。

仕事を続けていく中では、大変な時期もありましたし、思い通りにならないこともたくさんありました。

それでも、周囲から見れば、普通に仕事をして、それなりに生活を続け、何とかやってきた人間に見えるのだと思います。

そういう意味では、確かに「大丈夫だった」と言えるのかもしれません。

ただ、私にとって大切だったのは、その鑑定が当たったか、外れたかということだけではありません。

21歳だった当時の私は、

「この先も、何とかやっていけるのかもしれない」

という一つの見方を、その言葉からもらいました。

それによって、

「じゃあ、大変だけど頑張ろう」

と仕事へ向かうことができた部分は、確かにあったと思います。

もちろん、その一度の鑑定だけで10年間を乗り越えたわけではありません。

人に助けられたこともありました。
自分で考えて動いたこともありました。
どうしようもなく苦しい時期もありました。

それでも、先のことが分からず不安になっているときに、誰かから一つの見立てを示されることで、少しだけ物事の見え方が変わることがあります。

私は、占いにはそういう使い方もあると思っています。

未来を保証してもらうためではなく、

今の自分が、次にどう考え、どう動くかを考えるための材料として使う。

私にとってのタロットは、そこから始まりました。

第2章|そもそも、タロットとは何か

タロットカードには長い歴史があります。

現在知られているタロットは、もともとはヨーロッパのカード文化の中から生まれ、その後、占術や西洋の神秘思想と結びついていきました。

特に近代以降のタロットには、

・西洋哲学
・ヘルメス思想
・ユダヤ教カバラ
・占星術
・錬金術
・神話
・四元素
・数の象徴

といった、さまざまな思想や象徴体系が重ねられています。

私が使っているのは、トート・タロットです。

トート・タロットの一枚一枚には、とにかくたくさんのものが描かれています。

・色
・人物
・数字
・惑星
・星座
・神話
・幾何学的な図形

一枚のカードだけでも、掘ろうと思えばいくらでも掘れます。

ただ、私はその膨大な象徴を全部暗記して使っているわけではありません。

おそらく、それを完全に暗記している人自体、かなり少ないと思います。

第3章|なぜ、偶然に意味を見るのか

これは、タロットに限らず、卜術そのものの話になります。

例えば、ここに無地のカードが3枚あるとします。

それぞれに、

○
△
×

と書きます。

裏向きにして混ぜ、1枚引けば、どのカードが出る確率も3分の1です。

そこに、

○ ⇒ 吉
△ ⇒ どちらともいえない
× ⇒ 凶

という意味を与えたとします。

それでも確率は変わりません。

×が出れば、

「凶という意味を与えたカードが、3分の1の確率で出た」

ただそれだけです。

では、先に問いを立てます。

例えば、

「この家を買ってもいいでしょうか」

とカードに問いかける。

そのうえで、また3枚を混ぜて1枚引く。

そして×が出た。

確率はやはり3分の1です。

でも今度は、

「この問いに対して×が出た」

と考えることになります。

では、なぜそれを答えだと言えるのか。

ここには科学的に証明された答えがあるわけではありません。

最初から、

「問いを立てた後に偶然現れた象徴には、その問いと何らかの関係がある」

と仮定しているわけです。

私は、この仮定を絶対的なものだとは考えていません。

信じなければならないとも思いません。

ただ、

「なぜ今、このカードが出てきたのだろう」

と考えてみる。

その偶然を、そのまま偶然として捨てずに、一度問題を考える材料にしてみる。

そこに、卜術の面白さがあります。

占いは、信じるものというよりも、活用するものだと思っています。

第4章|占術は、世界そのものではない

21歳の頃に参加したタロット講座で、

「カードの意味にこだわり過ぎるのはよくない。感性も大事だ」

という話を聞きました。

これは、タロットだけではなく、ほかの占術にも共通する話だと私は思っています。

占術には思想があります。(すべてではありません)

そして、その思想というものも、

とても複雑な世界や人間を、ある程度理解できる形にまで単純化したもの

です。

だから、どうしても漏れるものがあります。

私は占術を、氷山の一角を見るようなものだと考えています。

水面の上に見えているものから、

水面下にどんな形の氷山があるのかを予想する。

見えているものだけで、見えていないものを考える。

当然、完全には分かりません。

だから、当たることもあれば、外れることもあります。

でも、それはある意味では結果論でもあります。

大事なのは、

なぜ、そのように考えたのか。
その構造から、何を考えられるのか。

ということです。

私は、そこに占術の技術があり、知恵があり、価値があると思っています。

第5章|裏街道では、タロットをこう読みます

5-1|カードを「意味」ではなく「作用」として見る

私は現在、タロットを、

カードの意味を覚えて並べるもの

というより、

そこにどんな力が存在していて、その力が何をしようとしているのかを見るもの

として使っています。

例えば、

・広がる
・集まる
・結びつく
・分離する
・固定する
・流す
・止める
・崩す
・形にする
・方向を変える

そんなふうに考えます。

「このカードは成功のカードです」

ではなく、

「今、何かが外へ広がろうとしている」

と見る。

あるいは、

「こちらでは動こうとしているのに、別の場所ではそれを止める力が働いている」

と見る。

そうすると、カード一枚の意味ではなく、

問題全体の中で、どの力とどの力が関わっているのか

が見えてきます。

5-2|アテュとスモールカードを分けて使う

一般的なタロットでは、78枚すべてを一つに混ぜて使う方法もあります。私は現在の構造を見る鑑定では、アテュとスモールカードを分けて展開しています。コートカードは使用していません。

アテュ

問題の根底にある構造を見ます。
「そもそも、なぜ今この問題が起きているのか」
その大きな方向を見るためのカードです。

スモールカード

現実の中で、実際に何が起きているのかを見ます。
流れているのか。止まっているのか。ぶつかっているのか。広がっているのか。
私はスモールカードを、運命の気象図のようなものとして捉えています。

コートカード(現在の鑑定では使用していません)

コートカードはタロットデッキの一部ですが、現在の鑑定では使用していません。

5-3|カード同士の相互作用を見る

実際の鑑定では、

「このカードが出たから吉」

「このカードが出たから凶」

という読み方は基本的にしません。

例えば、

本人は前へ進もうとしている。

一方で、外部環境にはそれを止める力がある。

さらに、別の場所では今までの形を壊そうとする動きが出ている。

こうして複数のカードを並べることで、

「なぜ今、この問題が動かないのか」

が見えてくることがあります。

だから私は、カード一枚の意味よりも、

カード同士がどう関わっているのか

を重視しています。

5-4|スプレッドは相談に合わせて作る

私は、すべての相談に同じカード配置を使うわけではありません。

恋愛と仕事では、見るべきものが違います。

相手の気持ちを見る場合と、自分自身の迷いを見る場合でも違います。

そのため、

今回の問いに対して、何を見る必要があるのか

を先に考えます。

そのうえで、

何枚使うのか。
どのカード群を使うのか。
どの位置で何を見るのか。

を決めてからカードを展開します。

相談をスプレッドに合わせるのではなく、

スプレッドを相談に合わせる。

現在は、その形で実占しています。

第6章|鑑定では、何をお伝えするのか

鑑定書では、こんなことをお伝えします

裏街道のタロット鑑定では、結果をPDF鑑定書としてお渡しします。

ご相談内容に応じて構成は変わりますが、主に、

・今回何をカードに問うのか
・問題の根底にある構造
・現在起きている現象
・本人・相手・外部環境
・流れを進めるもの
・流れを止めるもの
・このまま進んだ場合の方向
・変えられる部分

といったことを整理します。

カードの意味を大量に並べることよりも、

「いま、この問題の中で何が起きているのか」

が分かるようにまとめることを重視しています。

実際の鑑定書サンプル

実際にどのような形でお届けするのか、サンプル鑑定書をご用意しています。

公開用サンプル(5ページPDF)を開く →

掲載している内容はサンプルです。
実際の鑑定では、ご相談内容やカード展開に応じて、使用するカード枚数・スプレッド・文章量・鑑定書の構成などが異なる場合があります。

この方法も、研究の途中にあります

この鑑定の方法も、鑑定書の形も、完成形だとは考えていません。タロットを使い、研究を続ける中で、より分かりやすく、現実を捉えやすい形が見つかれば、変えていくつもりです。

ただ、変わらないことがあります。占いの答えを、そのまま信じてもらうことが目的ではありません。

今、自分の中で何が起きているのか。何に悩み、どこで立ち止まっているのか。それを少し離れた場所から眺めるための材料として、私はタロットを使っています。

【TAROT|タロット鑑定】

いま、何が動いているのかを知る。
1件につき一つの相談テーマを扱います。別のテーマや算命学鑑定・運命レポートも、一度の注文にまとめられます。
向いているご相談:相手の気持ち、現在の関係性、目の前の選択、今後の展開など。

1件 11,000円

納品目安:入金確認の翌日から1~3日。ヒアリング全件受領までの回答待ち日数を延長します。